壁カット工法一例
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勝手口ドア取り替え
既存ドア
15年以上前の採風タイプの勝手口ドアです。
単板ガラスなのは勿論、気密性能も高くありません。
そのためすぐそばにある換気扇を回すと、ドア冷たい風が・・・
既存ドア 下枠
こちらは施工前の下枠です。
新築時に取り付けているので勿論段差はなく綺麗に納まっています。
カバー工法での交換ではここに大きな段差ができるのですがカット工法の場合どうなるでしょうか?
工程①
施工の様子です。
まず壁を傷つけないように養生をします。
そして既存ドアを外すために壁をカットします。
なので『壁カット工法』なんですね。
工程➁
既存のドアが撤去されました。
この時、柱や土台に痛みがないかのチェックも行います。
工程③
新しい枠の取付をします。
一番緊張する場面ですね。
サイズが間違えてたらと思うと・・・考えたくもありません。
工程④
取付後防水テープを貼り、変性シリコンでシーリング処理をします。
ここで行う内部の防水処理が、雨漏りをさせないために『壁カット工法』で一番肝心な工程です。
工程⑤
内部の防水処理が終わったら専用の『壁カットモール』を取り付けます。
この『壁カットモール』でカットした部分を塞ぎます。
見た目もゴージャスになっていませんか?
工程⑥
今度は外壁と壁カットモールの間をシーリング処理します。
青く見えるのはシーリングするためのマスキングテープです。
ここでのシーリングも雨漏りさせないためには大事な工程です。
工程⑦
シーリング処理完了!
後はドアを吊り込んで調整です。
工程⑧
完成です!
こちらのドアは半日の施工でした。
見た目はあまり変わってませんが、性能は桁違いです。
仕様
サッシ YKK エピソード 通風ドア
ガラス YKK LowEブルー LowE3+A15+F4
お施主様からいただいたご感想は。。。
- ①寒く感じなくなった。
- ②換気扇を回しても風が入ってこなくなった。
とのことでした。
これだけ気密性能を上げられるのは、ラッチ式グレモンを唯一採用しているYKKのエピソードだからだと思います。
新規ドア
新規ドアの下枠です。
段差ありませんよね?
段差だけでなく幅、高さも小さくなりません。
勝手口の交換を考えている方は是非参考になさってください。